正しい薄毛対策から薄毛克服を目指す!薄毛に悩む人の数は年々増加傾向にあり、特に若年化は著しく、30歳以下の男性の約30%が薄毛について何らかの悩みを抱えているといいます。 なぜ、毛髪は抜けるのか?これで薄毛が分かる
毛髪形成の仕組みから薄毛を考える
毛髪を初め、身体のあらゆる毛はすべて皮膚が変化し、形成されたものです。「皮膚の一部」と表現すると不思議に感じるかもしれませんが、毛髪は身体と同じタンパク質なのです。 毛髪は頭部の表面を覆う「表皮」とその下にある「真皮」との間に、グルタミン酸・ロイシン・アルギニンといった18種類ものアミノ酸を材料に作られるタンパク質、ケラチンにより形成されます。
アミノ酸は毛細血管から血液によって、毛乳頭に運ばれ、毛髪をつくる場所に「毛髪の元」である「真皮細胞」の塊ができます。
これと同時進行する形で、「表皮細胞」は細胞分裂を繰り返しながら、真皮へと吸収されていくのです。
この二つが十分な栄養を供給されながら、活発に働けば働くほど、抜け毛のリスクは低くなり、毛髪は健康に形成されていきます。
健康な毛髪であれば、予防としての育毛法、発毛法、例えばマッサージであったり、食事療法であるなどの効果も高いレベルで期待できますから、薄毛対策にとっては非常に良い循環が生まれる事になります。
毛髪が形成される過程、その中の抜け毛対策として、抑えておきたいポイントを挙げれば・・・ 薄毛を知るには1本1本の毛髪から
私たちは通常、頭部に生える毛を毛髪と一言にいっていますが、その細い一本の毛髪も部位によって幾つかの名称に分けることができます。
の2つに分けられます。
と言います。 頭皮から上に出ている部分「毛幹」は三層構造になっています。 表層からそれぞれ「毛小皮」、「毛皮質」、中心部分が「毛髄質」となります。
とも言い、その中でも「キューティクル」は皆さんも聞き馴染みのある言葉だと思います。
これら3層とも毛髪の健康に深く関わっています。もし、私達の不用意なヘアケアによって、そのバランスを崩し、本来、あるすべき機能を失ってしまえば、薄毛や抜け毛を引き起こす要因にもなってしまいます。
キューティクルはウロコ状、瓦屋根状と言われるように、一辺が50ミクロン、厚さが0.5ミクロンの細胞が数層になって重なり合っています。
キューティクルは内側にあるコルティックスやメデュラを保護する役割があり、健康なほど一枚一枚のキューティクルがきれいに規則正しく並んでいます。 キューティクルの大敵は・・・
等で、簡単に痛みます。 キューティクルが健康である事が育毛や発毛に繋がるように、その痛みやダメージは当然、薄毛(男性型脱毛症)や抜け毛の引き金になってしまいます。
では、キューティクルがダメージを受けるとは具体的にどういったものなのでしょうか。
こうなってしまうと、コルテックスやメデュラを保護するというキューティクル本来の大切な役割は果たせなくなります。
髪は水分を失い、細く、パサついてボリュームの無いものになってしまうでしょう。育毛剤なども効果が半減してしまうのは目に見えています。すでに、薄毛(男性型脱毛症)を発症し、生え際や頭頂部が気になっている状態なら、その進行に拍車がかかってしまうかもしれないのです。 ここまでの話を聞いた限り、 「薄毛や抜け毛の最大の原因はキューティクルの傷つきなのか・・・」 と早とちりしてしまいそうですが、しかし、一度失われたキューティクルが二度と元に戻らないか、というとそうではありません。 毛髪は一日に0.35ミリ伸び、そこには35から52枚のキューティクルが生まれると言われています。 つまり、育毛や発毛に関するヘアケアと同時に、毛髪を傷めない努力をして、新しいキューティクルを失わなければ、一度、傷つき、剥がれ落ちたキューティクルも元に戻るわけです。 シッカリと美しいキューティクルを保ち、毛髪を健康な状態にしておく事が抜け毛を減少させ、同時に効果的な育毛・薄毛対策への第一歩ともいえるでしょう。 薄毛を起すにはそれなりの問題がある
毛髪の外側を覆っているのが、これまでお話したキューティクルですが、その内側に存在する「コルテックス」は毛髪の80%を占め「毛髪の本体」と言われていますから、毛髪の健康はもちろんの事、育毛や発毛にも大きなウェートを占めています。
コルテックスはキューティクルとメデュラの中間の層ににあたり、細長いタンパク質繊維の寄り集まりで、フィブリル(繊維質)と呼ばれる結晶領域と、マトリックス(間充物質)と呼ばれる非結晶領域の二つに分ける事ができます。
マトリックスは特に毛髪の水分量に関わるため、薄毛対策や育毛についても重要なパートといえます。水分量が減少し、毛髪が細化してしまえば、毛乳頭、および毛母細胞にも悪影響が現れます。発毛の遅れや、毛髪成長のリズムなどのヘアサイクルに乱れが生じてしまう事にも繋がります。
コルテックスには水分や髪の色素であるメラニンが多く含まれていますから、その性格によって、毛髪の水分量、太さや弾力性、色などが決まってきます。
繊維同士がどのように結合しているかによって、癖毛、縮れ毛、直毛などの髪質も変わってくるというわけです。 薄毛を発症する原因には諸説ある
毛髪を構成する最後の部位「メデュラ」は多角形の髄細胞で毛髪のほぼ中心にあります。 比較的、柔らかく、細胞同士の結合が脆弱なために繊維状になる事の出来ない細胞が空気を含みつつ、大小の空洞を作りながら、蜂の巣状に積み重なる形で存在しています。
メラニン色素やシスチンを含み、他の部位に比べ脂質の含有量が多いのが特徴と言えます。 キューティクルやコルテックスが毛髪の健康や育毛・発毛に大きく関わっているのに対し、メデュラはその働きや役割があまり分かっていないのが現状なのです。毛髪にとってはほとんど物理的な特性を有していないのではないか、と言われる事もしばしばあります。 そういった意味から、薄毛(男性型脱毛症)対策や抜け毛防止の立場に立ってみる、メデュラの特性や役割について、どのようなアプローチをすれば良いか難しい部分もあります。 しかし、「ほとんど、毛髪に関わりない」といった説とは逆に、「しっかりと毛髪の健康、発毛の仕組みに関与している」といった説もあり、薄毛対策や育毛の知識にもなり得るという観点から、そういった説の概要と根拠を以下で紹介しておきます。
メデュラの特性や役割について、「育毛や発毛に関わらない事はもちろん、毛髪全般についてもほとんど、物理的な影響力を持っていない」のではないか、という説は確かにあります。
ただ、それとは逆に、「毛髪の弾力やその強さ、保湿機能について何らかの関わりがあるのではないか」と推察できる材料も幾つかあるのです。 また、意外な事実として、メデュラはどのような毛髪にも存在している訳ではありません。 しっかりと太く、健康な毛髪にはもちろん存在するのですが、ヘアダメージや加齢によって細くなった毛髪にはメデュラがところどころ飛び石の様に欠けてしまっていたり、人によってはまったく存在しない場合もあるといいます。 少し込み入った話ですが、この辺の事実は大いに育毛・薄毛(男性型脱毛症)対策に役立ちそうです。毛髪に潤いがあり、健康な状態である事が育毛にも発毛にも忘れてはならない大前提と言えるからです。 薄毛にならない為に何が必要で何が必要でないのか
薄毛とは関係のない抜け毛もある
ご存知の方も多いと思いますが、毛髪は一度生えたら一生そこに留まるわけではなく、寿命というものを持っています。その年数には個人差があるのですが、概ね、女性で4〜6年、男性で2〜5年程度といわれています。
ストレスが原因となって、本当の薄毛(男性型脱毛症)に繋がってしまう可能性もあります。単に「抜け毛が増えたような気がする」といっても、その点は注意して、あまり慌てない事が薄毛対策や育毛には返って必要な事なのでしょう。 ヘアサイクルはもちろん、生え変わると言っても一度にまとめて抜け落ちてしまうと言うことは通常ありません。そのような抜け毛の状態であれば、それこそ、薄毛(男性型脱毛症)やその他の脱毛症を疑ってみるべきです。 健康な毛髪であれば、一本一本が一本一本に異なったヘアサイクルを持っていますから、お互いが少しずつずれ合いながら、まるでシーソーのように抜けては生える絶妙のバランスを日々繰返し、薄毛に繋がるような事はないはずなのです。 このヘアサイクルから一日に抜けるであろう毛髪の本数を考えてみると、一日に50本が平均的な抜け毛本数になります。
この数字をみる限り、日々の抜け毛に対して、それ程、敏感になり過ぎない方がいいのかもしれません。 薄毛の切っ掛けをしっかりと見極める
ヘアサイクルは大きく分けて5つの段階に分けられます。
と言います。
育毛や発毛の事を考えれば、毛髪の「成長の5段階」はもちろん、重要なのですが、ヘアサイクル全体で見た場合、「衰えの2段階」から考える薄毛(男性型脱毛症)対策も重要になります。
なぜなら、「衰えの2段階」が早く訪れれば、訪れるほど、毛髪は「成長の3段階」において、しっかりとした成長を行っていない事になり、結果的に発毛段階から栄養を必要なだけ吸収していない、脱毛しやすい毛髪が形成されてしまっている裏づけになるからです。
まず、この最初の段階では寿命を終えて、古くなった毛髪は毛根から離れていきます。それと時を同じくして、毛根の底、毛乳頭では真皮細胞の塊が形成されていきます。
薄毛対策や育毛の話の中で、幾度となく出てきた頭皮の血流が、やはり、ここでも重要になります。しっかりと栄養を受けている毛乳頭であれば、この段階での、いわば、発毛への「前準備」もスムーズに行えるのです。
この段階で、発毛する為にどれだけのエネルギーを細胞が持っているかが勝負になるでしょう。
新しく生え始めた毛髪が少しずつ成長していきます。古い毛髪はこの時期になるとシャンプーやブラッシングで簡単に抜けてしまいます。つまり、第2成長期で抜けていく古い毛髪は正常なヘアサイクルの中で寿命を全うして抜け落ちていくものなのです。「1日50本の抜け毛」でもお話しした通り、抜けてしまっても、まったく問題のない毛髪、薄毛とは無関係の抜け毛と言うわけです。
寿命を終えた古い髪が完全に抜け落ち、新しい毛髪が勢いを増して力強く伸長するのがこの時期です。
育毛・薄毛対策にとってもこの時期は重要です。
と感じるかもしれません。これら細化した毛髪が抜け毛に繋がらない為にも、この時期から積極的な育毛で対処しなければ、薄毛(男性型脱毛症)発症の恐れは高まります。 また、毛髪のボリュームが無くなると、今までしてきたようなヘアスタイルが決まりづらくなる為に、返って、整髪料などに頼って形を整えようと、その使用量が増えてしまう事があります。確かに今までしてきたヘアスタイルが毛髪の細化などで困難になるのはショックなのですが、それを、契機に刺激の強い整髪料を多く使うようになれば、薄毛(男性型脱毛症)対策としては明らかにマイナスです。その都度、毛髪のボリュームに合わせたヘアスタイルで納得し、整髪料などに頼るのは育毛・発毛の観点からも極力、避けるべきでしょう。 薄毛対策は継続して行う事が何より
第1成長期から4年〜6年を経て、毛髪が成長しなくなるのが「衰えていく2段階」の最初のステップ「退行期」です。 薄毛(男性型脱毛症)が気になり始めると、「とにかく抜け毛を減らしたい」といった心理が働いてしまいがちです。 しかし、自然なヘアサイクルの中で寿命を終える毛髪はあって当然。 育毛や発毛を必要とするような問題に繋がるのは、寧ろ、このヘアサイクルの短縮化によって引き起こされる、毛髪の成長不良、それを気にして蓄積されるストレス、それら重複的な要素の集約が薄毛(男性型脱毛症)の発症という形で現れてしまう、その仕組みそのものではないでしょうか。 毛髪が毛母細胞から離れ、成長が完全に止まるまでの期間はおよそ2〜3週間。 毛髪全体の約10%がこの期間にあたります。
「ヘアサイクルの5段階」の最後の段階にあたるのが、「休止期」です。成長の止まった毛髪は上へ引っ張り上げられるようにして、だんだんと毛根の底から離れていきます。抜け落ちる準備段階に入ったのです。 「退行期」でも触れたように、この段階に入った毛髪が、これ以上、成長する事はありません。 しかし、細胞レベルでは既に新たな発毛に向けての準備が始まっていますから、頭皮環境を発毛や育毛に適した状態にしておく事はもちろん大切です。 頭皮の血行が悪ければ、発毛の力は半減してしまいますし、毛髪形成の材料になる18種類のアミノ酸が体内に不足していれば、栄養不順のままで毛髪は成長していく事になります。これだけの事でも薄毛(男性型脱毛症)の要因には十分なり得ます。
上述では「休止期に入った毛髪は、もう、伸長したり、太くなったりの成長はしない」とお話しました。
しかし、これは、「その為、休止期の毛髪には、発毛や育毛に適した、良い頭皮環境は必要ありません」といった意味ではないので誤解のないようお願いします。 毛髪は数ヶ月間、この状態を保ちます。ですから、休止期に入った毛髪の全てがすぐに抜けてしまい、大量の抜け毛になる訳ではありませんから心配いりません。 洗髪やブラッシング、育毛の為のマッサージなどの物理的な力が加わる事によって、徐々に抜け落ちていきます。 こうして再び新しい毛髪を作る為、第一成長期へとヘアサイクルは移っていきます。 |
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