■薄毛対策に遠赤外線の帽子?
2006.12.22
建材や健康関連商品開発・販売のアイエスティーは、遠赤外線を放射する新素材「アイポン」を使った毛髪関連商品を開発、同分野に進出した。アイポンを採用した枕カバー、帽子、頭皮マッサージ用パフと、センブリやアロエなどの天然成分が入った毛髪用エッセンスをシリーズ化。白髪や薄毛に悩む人向けに販売し、初年度1億円の売り上げを見込んでいる。
アイポンは、波長が約10マイクロ(1マイクロは100万分の1)メートルの遠赤外線を放射する金属酸化物の粒子を、ポリエチレンフォームなどの発泡体に均一に組み込んだ複合素材。化学大手のデュポンと共同開発した。
遠赤外線は血行を促進するなどの効果があり、アイエスティーはすでに、アイポンを使ったベルトや靴の中敷き、寝具、リストバンド、タオル、アイマスク、ブラジャーの内側に入れるパッドなどの健康関連商品を開発、販売している。
同社は、アイポンの効果が白髪を黒髪にしたり、育毛にもつながるとみて、毛髪関連商品を開発した。
洗髪後に毛髪用エッセンスをつけ、パフでマッサージする。その後、アイポン入りの帽子をかぶったり、枕カバーを付けて寝るだけで、育毛などの効果を期待できるという。
価格は帽子が3万6000円、枕カバーが3万2000円、パフが1万8000円。毛髪用エッセンスは100ミリリットル入り、約2カ月分で1万2000円。
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