■女性の薄毛と育毛剤の今後
最近は薄毛に悩む女性も増加傾向にあるようですが、しかし、育毛や発毛を期待して女性が「プロペシア」を服用するのは問題です。
「プロペシア」の有効成分であるフィナステリドが胎内の男子の生殖器異常を引き起こす可能性もある、との報告があります。
今後は女性も安心して使えるような有効な育毛剤の研究・開発が望まれますが、「プロペシア」については、薄毛に悩んでいるとは言え、決して服用しないようにして下さい。
また、子どもについても、その安全は確認されていませんので、「プロペシア」を購入された際はその管理にくれぐれも注意して下さい。
これまで、育毛剤、発毛剤というと頭皮に塗るタイプが主流でした。 これに対し、「プロペシア」は経口薬(飲む)タイプであるのが特徴的で、これを契機に様々なタイプの育毛剤、発毛剤の研究、開発がさらに進みそうです。
今後は、まだ日本での輸入の承認を受けていないような海外の育毛剤(発毛剤)が輸入解禁となり、発売に至るケースも増えてくるかもしれません。日本の育毛剤、発毛剤市場における企業間の生き残り競争は、塗るタイプと合わせ、これまで以上に激しくなっていくのではないでしょうか。
ちなみに万有製薬は「プロペシア」による年間売り上げを100億円超と見込んでいるそうです。
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