■育毛!薄毛!完璧主義
一般的にストレスの原因(ストレッサー)として私たちが認識しているのは、ほとんどの場合、精神的緊張を伴う刺激、つまり精神的ストレッサーであると思います。
では、この精神的ストレッサーはどういった形で私たちの生活の中に派生し、またそれをどのようなタイプの人が敏感にキャッチし、ストレスとして溜め込んでしまうのでしょうか。
完璧主義
◎仕事に対しては人一倍のやる気を示し、任された仕事は責任をもって取り組み、キツイ残業も厭わない。
◎1から10まで秩序だて、初めに立てたプラン通り徹底的にやらないと納得できない。
◎相手に対しても厳しく、「絶対にこうすべきだ」「こうしなければダメだ」と妥協的な対応を嫌う…
何事においても一所懸命に取り組むというのは決して悪い事ではありません。
しかし、それにも限度があり、あれもこれもと、やり過ぎ、行き過ぎてしまえば当然、ストレスが発生してしまいます。
この場合に問題になってくるのは、必死に取り組んだ結果としての興奮や疲労感ではありません。
それよりも、この手の人が大きなストレスを抱えてしまうのは、必死に取り組んだ結果、思い通りにならなかった時の落胆や、その過程において、自分の思うように動いてくれない、周囲の人間に対するイライラや怒りの要素です。
仕事にしろ、勉強にしろ、趣味にしろ、何もかもが自分の思い描いたような結果になるとは限りません。結果は必ずしも努力の総量に比例しませんし、望むような結果に至らない事の方が得てして多いものです。
政財界やスポーツの分野で名を残すような人からは、大なり小なり盲目的に自分の理想を追い求める傾向や、その為にはどんな犠牲も厭わない、頑なな意志を見つける事ができますが、誰もが成功を手にする事はできませんし、その為に過度なストレスを抱え、体調を崩してしまったりしては、元もこもない、という事です。
「こうでなければ気がすまない」衝動は持って生まれた特性なのか、後天的な経験や環境によるものなのか、断言する事はできませんが、日常生活について回る、この衝動を多少の意識改善でコントロールする事は非常に困難なことです。
自分自身に対する完璧主義をどうにかしようと考えず、まずは、周囲の人に対して寛容さを示すことから始めてみてください。
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