■薄毛!育毛!不器用な楽しみベタ
一般的にストレスの原因(ストレッサー)として私たちが認識しているのは、ほとんどの場合、精神的緊張を伴う刺激、つまり精神的ストレッサーであると思います。
では、この精神的ストレッサーはどういった形で私たちの生活の中に派生し、またそれをどのようなタイプの人が敏感にキャッチし、ストレスとして溜め込んでしまうのでしょうか。
不器用な楽しみベタ
◎周囲の人が楽しそうに談笑していても、その内容について特に興味もないので、その輪に入ろうとは思わない。
◎休日は特に何をするというわけでもなく、1日ゴロゴロとしていて、特にその事がストレスになっているとも感じない。
◎スポーツなどに熱中している人を見ると、返って覚めた様な倦怠感に見舞われ、しばらくモヤモヤと詰まらない気分になる。
◎何か食べたいものはないか、と聞かれてもパっと思いつかず、あれば何でも食べるが、食べる事にそれ程、執着もない…
テレビで遊園地の特集がやっていれば「あの絶叫マシンに乗ってみたい!」と出かけ、雑誌でおいしいレストランを見つければ友達を連れて外食、巷でサッカーがブームになればそれに乗っかり、日の丸を手にスタジアムで声を上げて応援する…
このように色々な事に興味を持ち、積極的に行動に移せる人はストレス発散の上手な人と言えると思いますが、これとはまったく正反対のタイプがここで取り上げる「不器用な楽しみベタ」な人です。
何事にも興味が沸かないのは、すでにストレスによって気力が不充実になっていたり、場合によっては軽度のうつ傾向である場合もありますから注意が必要なのですが、比較的、幼い頃からの性格であれば、「不器用な楽しみベタ」な人と考えていいと思います。
ストレス発散の基本は楽しみを持つ事でしょう。
楽しむことが少なければ、小さなストレスも時間とともに大きなストレスに変わっていってしまいます。
興味の沸かない性格傾向は「経験のない事」「計算の立たない事」つまり、ストレスを伴うかもしれない不安要素に対する防御反応とも言えるのですが、それが結果として思考の硬直化、視野狭窄を引き起こし、ストレスの溜まり易い性格に繋がる皮肉な循環を形成してしまう訳ですから、人の心の在り方とは何とも微妙なものです。
「何事にも興味を持つように心がけ、楽しいと思える時間をたくさん持つようにしましょう」
…と言うのが最善の方法なのは当然です。
しかし、元々、慎重な面も持ち合わせている、このタイプの人が何にでも興味を持とうと過剰に意識してしまったり、焦燥感を覚えてしまったら、返ってストレスを誘発してしまう結果になりかねません。
休日だけでも楽しめる趣味を1つ見つける事から始め、共通の趣味を持つ友人を作れれば、それだけでストレス発散に十分な効果はあるでしょう。
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