■発毛剤・育毛剤ファイル−11
ロゲイン(ROGAINE)
・有効成分:ミノキシジル(Minoxidil)
・容量: 2%または5%/60ml
・メーカー: Pfizer社
・製造国:アメリカ
・5%/60ml×3本:8.000円前後
ロゲインは有効成分ミノキシジル、塗布タイプの一般用医薬品です。
ミノキシジルは壮年性脱毛の症状のある、約30%の人に何らかの効果が見られ、10%弱の人は完全に回復すると言われています。
ミノキシジルと言えば、日本ではリアップですが、ロゲインとリアップとでは、そのミノキシジル濃度に違いがあります。リアップがミノキシジル1%なのに対し、ロゲインは2%、5%の2タイプになっています。 濃度が高ければ、それだけ育毛に対する効果も高くなるのか、といえば、効き目には個人差があるものですから、必ずしも、「YES」ではありません。
ただ、「効果のでる人」の場合、濃度の高いモノの方が、使用し始めてから効果が現れるまでの期間がより短期間になる、という事はあるようです。
ミノキシジルは血圧降下剤として開発されました。では、なぜ、発毛や育毛に効果を示すのかと言う、その血管拡張作用が要因と言われています。
「血管が拡張する事で頭皮の血行が促進、毛根に刺激を与えると共に毛母細胞も活性化され、それが発毛や育毛に繋がる」
というのが一般にされている説明です。
ただ、実際にはどのようなプロセスでミノキシジルが発毛や育毛を効果的に促進するのか、100%解明するまでには至っていません。
「効果の現れる人は、ミノキシジル成分を発毛に有効な何らかの物質に変化させる、特殊酵素を遺伝的に有しているのではないか」
といった説もありますが、その特殊酵素も今だ特定されていないのが現状です。
その為、今のところ「効果のでる人」と「効果のでない人」とを明確に判断する医学的な基準は示されていません。
しかし、米国FDA(食品医薬品局)が一定の効果を認め、発毛剤として認可しているものですから「効果のでる人」であれば有効な薄毛対策になる事は間違いありません。
一般にミノキシジル成分は特に頭頂部の薄毛に効果があると言われています。逆に生え際の薄毛や突然の脱毛については大きな効果は期待出来ないとの事です。ご自身の薄毛タイプとミノキシジルの相性を考え合わせた上で、購入、使用するかどうかを判断した方がいいでしょう。
副作用についてですが、ミノキシジルの使用によって副作用に見舞われる確率はおよそ2〜3%と言われています。報告されている副作用のほとんどは接触皮膚炎(かぶれ)などの皮膚トラブルです。
塗布タイプであり、また米国では一般用医薬品としてドラッグストア等で購入できるものですから、甚大なものについての報告はないようです。
濃度の高いロゲイン5%についても、一般用医薬品として認可されていますから、経口薬(飲み薬)タイプの他の発毛剤・育毛剤に比べ、副作用の心配はそれ程、高くないと言えます。
しかし、医薬品である以上、1日朝晩1回づつ、1回1mlといった使用方法はしっかり守ってください。
高齢の方・高血圧、低血圧の症状が見られる方・心臓、腎臓、肝機能に障害のある方については使用しない、または医師に相談するなどの慎重な対応をお願いします。
また、ミノキシジル使用が原因と思われる、胸の痛み、動悸、息切れ、めまい・原因の解らない体重増・手や足のむくみ、などの症状が現れた場合は速やかに使用を中止し、医師に診断を仰ぐようにして下さい。
「発毛剤・育毛剤輸入代行業者」や「発毛剤・育毛剤取り扱いショップ」では「使用の際は自己責任で」が原則です。薬事法第68条の遵守の観点からロゲインの情報提供はされていない事も多いです。ご自身で十分に情報収集し、副作用等の知識を身に付けた上で購入するようにして下さい。
※価格は輸入代行業者によりマチマチで変動する事もあります。 大よその目安として参考にして下さい。
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