■育毛!薄毛!ノルアドレナリン概要A
「怒りのホルモン」ともいわれる「ノルアドレナリン」について、実際に行なわれた脳実験では特定の部位への電気刺激やナトリウム投与に対して威嚇反応が多く示されるのは事実のようです。
しかし、ノルアドレナリンに関していうと、これは身体全体に広く分泌しているホルモンです。神経系の興奮や抑制に関するシステムは複雑ですから、一概に「ノルアドレナリンの多い人はキレやすい」とは言えないでしょう。
しかし、長期間回避不能なストレス状態に置かれ、また、そのような体験を繰り返した場合の動物実験では、ノルアドレナリンの分泌減少が繰り返された後、個体のノルアドレナリン受容体の感受性は上昇、わずかなストレスに対しても攻撃や回避といった行動を起こしやすくなるという結果がでました。
また、幼児期に母親からの隔離を経験したサルは容易にノルアドレナリン濃度を上昇させ、頻繁な攻撃反応を示す事や、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されたベトナム帰還兵の尿中ノルアドレナリン濃度が慢性的に高く、現在も強い不安や恐怖の感情から逃れられないでいる事はよく知られている事実です。
副腎皮質ホルモンとビタミンC? >>
|