■薄毛!発毛!ノルアドレナリンが育毛阻害
ストレスにより分泌される「ノルアドレナリン」は血流を悪くする働きがあり、それにより頭皮の血流も悪化するのですが、さらに、この「ノルアドレナリン」はストレスに対する闘争や逃避に素早く対応できるよう、血液を行動に重要な脳内部や骨格筋に集中させます。
その為、闘争や逃避といった、生命の緊急時にそれほど関わりのない頭皮への血流量はさらに著しく低下します。
毛乳頭組織への血流が悪化すれば、血液によって運ばれる、毛髪の材料といえるアミノ酸全般が滞りがちになり、毛髪は細く、成長する速度も遅くなる為、ヘアサイクルの乱れに繋がることは容易に想像できるでしょう。これはそのまま、薄毛の初期段階に入ってしまったようなもので、この頭皮の状態のまま育毛に励んでみた所で期待する程の効果は上がらないはずなのです。
また、血行不順で栄養の行き届かなくなった毛母細胞は細胞分裂する活力を失い、休止期のような状態に陥る毛根も増えていきます。
同時に、血流の減少は内臓の温度を奪い、手先や足先の冷えも引き起こし、新陳代謝は鈍ります。
こうなってしまうと、身体の機能全体に悪影響が及んできます。
毛細血管の血の巡りはさらに悪化、頭皮の温度は低下したまま、柔軟性を失い、毛乳頭組織の慢性的な栄養不全は免れず、細胞に健康な毛髪を作るための活力を期待する事は難しくなります。
これは、毛髪の形成、また育毛・薄毛対策にとって重大な事態といっていいでしょう。
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