■薄毛!克服!自毛植毛の流れ-手術当日A-
麻酔をした上で移植片(ドナー)の採取・後頭部の採取跡の縫合を行った後、植毛手術は次の段階に進みます。
株分け作業
一般的な「FUT」の場合、採取したドナーは手作業で切り分け・分割していきます。切り分けられたドナーは「株」または「グラフト」と呼ばれ、この分割作業は「株分け」「グラフと作り」などと言われています。1株あたりの毛髪本数はグラフトの種類によって違いますが、概ね、1〜3本です。植毛に適した株分けを行うのは、非常に重要で、雑に株分けされたものを植毛しても、その定着率は低く、植毛の意味を成しません。株分けスタッフには経験と実績に裏打ちされた高い技術が要求されます。
「植毛専用器」を使用するクリニックの場合は、この課程は機械により自動化されています。
スリット・ホール開け
グラフトはそのままでは頭皮に定着しません。移植の為に、グラフトを植え付けるのに必要なスリット、またはホールを開けます。ここで用いられる技術は移植の部位や本数、各クリニックによっても違いがありますが、あらかじめ打ち合わせで決めていた植毛後の仕上がりデザインに沿った毛髪の流れ、生え際の再現に最も有効と思われる切り口を作る必要があります。当然ながら、ここでも、専門医の高い医療技術が要求されます。
グラフト移植につづく >>
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