■育毛!発毛!男性ホルモン抑制の難しさ
「生活習慣型」「ストレス型」の他の薄毛・抜け毛タイプと比べてみた場合、「生まれつき薄毛になり易い素要を有している」と言う意味でもっとも厄介なのが、この「男性ホルモン型」と言えそうです。
この事は効果の上がる育毛剤・発毛剤についても、男性ホルモン抑制タイプに限られてしまうネックがあります。つまり、医薬品に頼らなければならない訳です。
中には、天然成分使用の医薬部外品ではありながら、「男性ホルモンを抑制する」事がウリの育毛剤もあるようですが、身体の複雑な代謝や内蔵機能に関わる問題に対して、「天然成分」といわれるものが、実際にどれ程のホルモン分泌をコントロールする事が可能なのか意見の分かれるところではあります。
また、薄毛や抜け毛にまつわる噂として、「ヒゲや胸毛などの体毛が濃い人は薄毛になりやすい」といった事がよく言われます。
これは男性ホルモンが多い人は、「育毛・発毛にも難しい部分があり、その為に薄毛になりやすい」、という連想から生まれたものと思います。確かに男性ホルモンの分泌量と薄毛・抜け毛の発症には少なからず、関連はあります。
しかし、育毛・発毛が困難になるのは、そればかりではなく、その人、個人の男性ホルモンに対する受容体の過敏性の問題なども関係してきますから、必ずしも「体毛の濃い人が薄毛になる」という事ではありません。
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