■育毛!薄毛!多少の皮脂が役立つ事も
頭皮の汗や汚れと共に、皮脂は育毛・薄毛対策においては何かと悪者にされ「とにかく、皮脂は徹底的に落とす」という育毛格言を実践している人も多いかと思います。
皮脂は毛穴に詰まり、頭皮に炎症を起こしたり、毛乳頭の栄養供給能力を疲弊させます。同時に育毛剤や発毛剤の浸透性を阻害し、薄毛(男性型脱毛症)最大の要因ジドロテストステロン(DHT)の増加を引き起こしてしまう可能性も、確かにあるのです。しかし、反面、皮膚が過敏だったり、皮膚にアレルギーを持つ人にとって、皮脂は肌を保護する役割りも持っています。
健康な頭皮も皮脂を過剰に落とし過ぎれば、潤いが損なわれ、皮膚障害を起こしてしまう事もあるのです。そうなってしまえば、正常なヘアサイクルは期待できなくなりますし、有効な育毛・発毛なども難しくなるでしょう。もちろん、頭皮にとって汚れや皮脂が特別いいものだ、と言っているのではありません。「合成界面活性剤」により汚れや皮脂を必要以上に落とし、頭皮を過敏な状態にしてしまう事が決して毛髪にとって良い事ではない、という意味でのものです。
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