■薄毛!育毛!過度のストレスは当然「悪者」
前項で紹介した「適当なストレス状態で作業した時に生産性が上がる」、この事実から、いつも「悪者」にされるストレスではありますが、その中には良いものと悪いものとが玉石混合している、と言えそうです。
また、この実験からストレスが「楽しさ」や「やる気」といった前向きな気持ちにも密接に関係している事が示唆されています。
実験終了後、「作業は楽しかったか」「やりがいを感じたか」「また、やってみたいと思うか」の設問に対して、「はい」の解答が最も多かったのがBチームでした。
「こうすればもっと作業効率が上がる」などチーム内で活発な意見交換が行なわれたのもBチームで、他のチームには見られない傾向でした。
Aチームは他の被験者や作業そのものに対して「関心がない」比率が大きく、Cチームでは「不快感」や「怒り」の比率が大きくなりました。
特にCチームには強い疲労感はもちろん、血圧の上昇や軽度のうつ症状が見受けられる被験者もいたと報告されています。
ホルモンバランスが乱れた結果の変調と思われますが、こうなっては頭皮の血流が鈍ったり、皮脂量が増加したりしかねません。薄毛・育毛を考えれば大きなマイナスです。
ストレスにはいいものもある、と話しましたが、当然、過度のものは「百害あって一利なし」と言うことです。
ストレスの広まり? >>
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