■育毛!薄毛!ストレスの広まり
ストレスという言葉は元々物理学に由来します。
「物体に外部力が作用したときの物体内の力の不均衡により生じた歪み」と物理学の分野で定義されている言葉を、医学界において1936年、ハンス・セリエ(H.Selye)という生理学者が「外的刺激により生体内に生じた歪み」を初めて「ストレス」と呼び、イギリスの雑誌「ネイチャー」誌において「ストレス学説」を発表。
これをきっかけに、現在使われているような生理学的な意味での「ストレス」が広く市民権を得る事になりました。
何かと「悪者」にされがちなストレスですが、適度なストレスは交感神経系を刺激し、判断力、行動力を高め、作業生産性を向上させたり、スポーツなどの勝負事においてはその勝率や成功率を押し上げます。
これは上記のハンス・セリエ博士によっても、「ストレス学説」の中で「ストレスには良いストレスと悪いストレスがある」と提唱されていますし、「ストレス概要B」で説明したような実験においても証明されています。
ため過ぎず、適度に発散しながら付き合っていくストレスは人生の良いスパイスにもなり得る訳ですが、では、このストレスがまったくのゼロ状態になってしまったら、私たちの身体や心にはどのような変調が起こってしまうか、想像できるでしょうか。
ストレスゼロの生活? >>
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