■育毛!発毛!飲酒とアミノ酸減少
喫煙には薄毛(男性型脱毛症)・抜け毛の発症要素としてもうひとつ挙げなければならない事があります。
それは、喫煙による「悪玉コレステロール」の上昇です。
「メチオニンが育毛を助ける」の項でもお話しましたが、毛髪はケラチンというタンパク質から作られています。そのケラチンを構成しているのは18種類のアミノ酸。その内の「メチオニン」というアミノ酸がコレステロール値のコントロールに関わっています。
コレステロールに対して低減作用を持つ「タウリン」が体内で生成される為には、この「メチオニン」が不可欠なのです。喫煙によって悪玉コレステロール値が上昇してしまうと、これをコントロールする為に、必要以上の「メチオニン」が必要となります。
メチオニンは元々が必須アミノ酸である性質から食事からの摂取しかできず、不足しやすいものである上に、コレステロール低減の為に、大量消費されてしまっては毛髪の栄養素にはなれず、毛球は痩せ、薄毛や抜け毛を招く事にもなります。
育毛や発毛を意識するにしても、毛髪に力が失われていては、どうにも対処の仕方に困ります。「メチオニン」の減少に繋がる喫煙は、やはり薄毛(男性型脱毛症)対策を考えるなら控えるべきでしょう。
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